秋の外出で気をつけたい体調管理|高齢者の寒暖差・水分対策
2026-09-30
お知らせ
気温差の残る秋でも、体調管理をすれば外出は楽しめます

秋は朝晩と日中の気温差が大きく、基礎体力や免疫力が低下しやすい季節でもあるため、外出のたびに体調を丁寧に確認する仕組みが欠かせません。自立支援デイサービスたびのすけでは、行き先をご本人が選ぶ外出レクを、出発前後の体調確認とセットで行うことで、季節を問わず外の空気を楽しんでいただける環境づくりを大切にしています。
なぜ秋は体調を崩しやすいのか ― 寒暖差と水分不足の仕組み

加齢とともに皮膚にある温度センサーの感度が弱まり、気温の変化が脳に正確に伝わりにくくなることで、衣服を調整するなど体温を保つための行動につながりにくいと言われています。また、高齢者の体内水分量は体重の約50%(成人は約60%)しかなく、のどの渇きも感じにくいため、気づかないうちに脱水が進みやすい状態にあります。気温が下がり始める秋こそ、のどが渇く前の水分・塩分補給がまだ必要な時期です。
外出前後は何をどう確認しているか ― たびのすけのチェック体制

たびのすけでは、外出の前にスタッフが血圧・脈拍に加えて表情や食事量の変化まで確認し、その日の体調に合わせて参加を判断しています。行程の途中にも休憩をこまめに挟み、その場で顔色や様子を確認。記録の書き方や単位表記をスタッフ間で統一しているため、帰所後にもう一度状態を見比べ、変化があればすぐに気づける体制を整えています。
秋の外出レク行き先の一例 ― 紅葉や地域のお祭りを本人が選ぶ

秋の行き先としてご提案しているのが、大阪城公園です。東側には約1kmにわたるイチョウ並木が続き、天守閣前には推定樹齢約300年と言われる大銀杏があり、色づく様子を楽しんでいただけます。ほかにも、新深江駅から東へ約700mの深江稲荷神社のように、地域のお祭りが行われる神社を選択肢にすることもあります。行き先は職員が決めるのではなく、ご本人が「行きたい」と思える場所を起点に選ぶことを大切にしています。
秋の外出で気をつけたい服装のポイント
秋の外出では、首・手首・足首の「3首」を重点的に温めると、熱が逃げにくく体が冷えにくいと言われています。重ね着は軽くて着脱しやすい素材を選ぶと、気温の変化に合わせて調整しやすいだけでなく、動きやすさを保ちやすくなり、転倒のリスクを減らしやすいと考えられます。
外出後はご家族にも体調を共有しています
外出から戻った後の体調確認の内容は、ご家族にも共有しています。「頬に少し赤みが差していますが、水分もしっかり摂れていましたよ」――お迎えの際にそんな一言を添えると、玄関先でほっとした表情を見せてくださるご家族の姿があります。