自宅の手すり、どこに相談?高齢者が使わない理由と玄関の注意点
2026-10-14
お知らせ
自宅の手すり相談は、まず担当のケアマネジャーへ

自宅に手すりを付けたいと思ったとき、最初の相談先は担当のケアマネジャーです。本人や家族の生活動線を把握している立場から、必要な箇所や工事の進め方について一緒に考えてもらえます。お住まいの市区町村の窓口でも相談を受け付けていますし、デイサービスの生活リハビリ職員も、送迎時や自宅訪問の際に気づいた段差や手すりの不足について相談相手になれることがあります。何から話せばいいかわからないという方も多いですが、「最近玄関でつまずくことが増えて」「浴室で不安という話が出ていて」といった一言で十分です。小さな違和感でも、気づいたときに話してみることが第一歩になります。
お電話 06-6732-4515(平日9:00〜17:00)でもご相談いただけます。
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介護保険の住宅改修費、自己負担はどれくらいで済む?

要支援・要介護の認定を受けている方は、介護保険の住宅改修費支給制度を使うと、手すり設置などの費用が総額20万円を上限に支給され、自己負担は1〜3割で済みます。ただし工事前に必ず相談と申請が必要で、工事を先に進めてしまうと支給の対象外になることがあります。ケアマネジャーに相談すれば、申請に必要な書類も一緒に整えてもらえますので、工事を急がず相談から始めることが大切です。
手すりを付けたのに「使わない」、その原因は高さと位置のズレ
手すりを設置しても、実際には使われていないというケースは少なくありません。生活リハビリ職員が自宅を訪問すると、立ち上がる場所・段差をまたぐ場所・方向転換する場所と、手すりの位置や高さが合っていないことがよくあります。例えばトイレの縦手すりは、便器の先端から200〜300mm離し、高さは肩の少し上(目安+100mm程度)に合わせると立ち上がりやすくなります。浴室では浴槽周りの横手すりと、立ち座り用の縦手すりを併用するのが基本です。また「まだ大丈夫」という気持ちや慣れから、せっかく付けた手すりを避けてしまう方もいます。現地で動作を確認しながら微調整することが、使われる手すりにする鍵になります。
送迎で見えてくる、浴室より先に手すりが欲しい玄関と敷居
送迎で乗降をお手伝いしていると、浴室よりも玄関や敷居でつまずく場面を見かけることが多くあります。玄関ポーチの段差とスロープ、手すりが途切れていないかという「連続性」は、転倒リスクに直結する部分です。設置にかかる費用は箇所や工事の内容によって変わるため、気になる場所があればご相談・お見積りの際に詳しくご案内しています。まずは玄関まわりから見直してみるのも一つの方法です。
冬の浴室は手すりと湯加減の工夫で安心に
浴室は季節を問わず注意が必要な場所ですが、冬は体が冷えた状態で湯船に入ることで負担が大きくなりやすい時期です。脱衣所と浴室を事前に暖めておくこと、湯温は40度以下、湯船に入る時間は10分未満を目安にすることが、負担を減らす工夫として知られています。入浴中の体調変化は冬場に増える傾向があり、油断すると重大な事故につながることもありますが、暖めと湯加減を意識するだけでもリスクを減らせます。浴槽周りの横手すりや立ち座り用の縦手すりがあれば、出入りの際の負担もさらに抑えられます。冬は玄関先も滑りやすくなる時期なので、手すりの位置や滑り止めも合わせて見直しておくと安心です。