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高齢者の認知機能とコグニサイズ実践|東成区の機能訓練

2026-10-15

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高齢者の認知機能とコグニサイズ実践|東成区の機能訓練

高齢者が認知機能の維持に関心を持って取り入れたい運動は「毎日の生活に組み込める運動」

高齢者が認知機能の維持に関心を持って取り入れたい運動は「毎日の生活に組み込める運動」
高齢者が認知機能の維持に関心を持って取り入れたい運動は「毎日の生活に組み込める運動」

「認知症を予防するために、どんな運動をどれくらい行えばいいのか」という質問を、デイサービスの現場では本当によくいただきます。国際的な保健機関が示すガイドラインでは、65歳以上の方に対して、認知機能の低下リスクを下げるために週150分の中強度の運動を目安として示しています。これは一度に長時間行う必要はなく、10分以上のまとまった運動を積み重ねる形でも構わないとされています。

大阪市東成区にある自立支援デイサービスたびのすけでは、この「積み重ね」の考え方を大切にしています。送迎車からの乗り降り、施設内の歩行、プログラム間の移動なども、立派な活動量の一部として捉えているのが特徴です。通所される方の一日の中では、着替えや移動も含めると歩行量が自然と積み重なっていく方が多く、個人差はありますが、機能訓練指導員はその様子を記録しながら日々のプログラムを調整しています。送迎車を降りてから居室に入るまでの数十メートルの歩行や、プログラムの合間に椅子から立ち上がって移動する動作も、歩行記録には同じように加算される仕組みにしています。特別に運動の時間と意識しなくても、一日を通じて自然と身体を動かす機会が生まれるよう、日々の動線を工夫しているのが特徴です。

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コグニサイズとは何か、たびのすけの機能訓練でどう取り入れているか

コグニサイズは、大学や研究機関が開発した運動法です。計算やしりとりなど頭を使う課題と、ウォーキングやステップ運動などの身体活動を同時に行う「二重課題(デュアルタスク)」のトレーニングとして知られています。研究では、週2〜3回、1回60分程度のペースで行われています。これを半年から1年ほど継続することで、海馬の萎縮の進行を抑えたという結果が確認されています。

たびのすけの機能訓練プログラムでも、この二重課題の発想を日々の時間割に取り入れています。ただし、研究で行われている週2〜3回・1回60分という条件をそのまま再現しているわけではなく、午前のプログラムの中に15分ほどの時間を設け、施設なりの工夫として取り入れているものです。毎回8名前後のグループで、足踏み運動としりとりを同時に行ったり、ステップを踏みながら簡単な計算課題に答えたりといった組み合わせに取り組んでいます。参加される期間には個人差がありますが、通所のたびに少しずつ課題の難易度を変えているのが特徴です。たとえば、最初はゆっくりのリズムで一桁の計算から始め、慣れてきた方には足踏みのテンポを上げたり、計算をしりとりに変えたりして、その場で難易度を調整しています。ステップ台を使って片足立ちを取り入れるなど、少しずつ負荷を変える工夫もしており、課題をやり遂げた瞬間に利用者の表情がぱっと明るくなる場面が、スタッフにとっても励みになっています。

歩行がゆっくりになってきた人への個別機能訓練はどこが違うのか

歩く速さの変化は、認知機能の状態を知る手がかりの一つとされています。国際的な複数の研究を統合したメタ分析があります。それによると、歩行速度が遅くなっている方は、速度が保たれている方に比べて、認知症のリスク比が1.66という結果が示されています。日本国内の研究でも、歩行速度の低下と認知機能の変化との関連が指摘されています。

たびのすけでは、通所のたびに歩行の様子を確認しながら、個別の機能訓練メニューを調整しています。歩行速度や歩数は定期的に記録し、変化がみられた際にはメニューを見直す目安にしています。免荷装置やトレッドミルを使って、安全に歩行訓練を行っています。歩幅や速度の変化に合わせて、プログラムを都度見直していく流れです。たとえば、歩くペースがゆっくりになってきたと感じられた方には、バランス訓練や下肢の筋力トレーニングの比重を増やすといった提案を行うことがあります。あくまで一人ひとりの状態に応じたご提案であり、効果を保証するものではありませんが、こうした個別対応を続けることを大切にしています。

筋トレ・体操だけでなく「頭を使う」要素を日々のレクにどう混ぜているか

運動と頭を使う課題を組み合わせることは、「認知予備能」と呼ばれる脳の余力を高める考え方につながるとされています。たびのすけでは、季節のレクリエーションにもこの発想を取り入れています。秋のある週には、紅葉や行楽をテーマにした会話をしながらストレッチを行ったり、旅行の行き先を話し合いながら足踏み運動をしたりするプログラムを組むことがあります。

こうした時間は、単なる「体操の時間」と「脳トレの時間」を分けて並べるのではなく、ひとつの時間の中で自然に両方の要素が重なるように設計されているのが特徴です。一日の通所プログラムの中で、歩行訓練、個別マシントレーニング、こうした複合的なレクリエーションがバランスよく配置されています。

家族が今日から意識できる、無理なく続けるための工夫

複数の生活習慣を見直すことで、認知症の発症を遅らせられる可能性があるという考え方が、国際的な研究委員会の報告でも示されています。運動不足をはじめとした修正可能な要因の改善により、発症を約40%ほど遅らせられる可能性があるとされており、運動はその中でも取り組みやすい要素の一つです。

デイサービスへの通所そのものが、運動と社会参加を無理なく両立させる習慣化の場になっているという見方もできます。ご家庭でも、散歩しながら今日あった出来事を話す、家事をしながら数を数えるなど、簡単な二重課題を日常に取り入れることは可能です。午後のプログラムが終わる頃、足踏みの数を数え終えた利用者たちが、次はどこへ行こうかと話しながら帰りの送迎車に乗り込んでいく。そんな何気ない時間の積み重ねが、今日もたびのすけの一日を支えている。

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