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高齢者の血圧と運動、デイサービス現場で見る中止の目安と注意点

2026-10-28

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高齢者の血圧と運動、デイサービス現場で見る中止の目安と注意点

血圧が高めでも運動はしていい?運動を控える・中止すべき数値の目安

血圧が高めでも運動はしていい?運動を控える・中止すべき数値の目安
血圧が高めでも運動はしていい?運動を控える・中止すべき数値の目安

「今日は血圧が高いけれど、運動をしてもいいのだろうか」と迷われるご家族やご本人は少なくありません。ここでお伝えする数値は、運動の前後や運動中にその都度確認する「当日のチェック」の目安です。

  • 運動前の休養基準:運動前に測った血圧が収縮期180mmHg以上、または拡張期110mmHg以上の日は、運動を控えてゆっくり休むことをおすすめしています。
  • 運動中の中止基準:運動中に収縮期血圧が250mmHg、または拡張期血圧が115mmHgを超えた場合は、その場で運動を中止するべきとされています。
  • 安静時の見送り基準:安静にしている状態でも脈拍が120/分以上、または40/分以下であったり、拡張期血圧が120mmHg以上、収縮期血圧が200mmHg以上ある場合は、そもそも運動自体を見送る目安とされています。脈拍が極端に少ない日も、多い日と同じく注意すべきサインとして扱っています。

こうした数値が見られる日は、まず体調を落ち着かせることを優先し、無理に身体を動かさずに、落ち着いてから運動に取り組むことが安心につながります。

一方で、普段から安静時の血圧が高い状態が続いている方の場合は、「今日はたまたま数値が落ち着いているから大丈夫」と考えるのは禁物です。日常的に血圧が高めの状態が続いている場合は、まず医師に相談し、服薬などで数値を落ち着けることを優先したうえで、運動を始めるかどうかを判断していただくことをおすすめしています。当日の数値だけでなく、普段の血圧の傾向そのものを医師と一緒に確認しておくことが、安心して運動を続けるための土台になります。

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デイサービス現場で行っている血圧管理付き運動の工夫

デイサービス現場で行っている血圧管理付き運動の工夫
デイサービス現場で行っている血圧管理付き運動の工夫

私たちの現場では、運動の前後に必ず血圧を測り、専用の記録表に数値と測定した時間帯を書き残すことを習慣にしています。記録は当日分だけでなく前回・前々回の数値も並べて見られるようにしており、急な変動がないかをその場で見比べられるようにしています。気になる変化があったときは、その場の判断だけで終わらせず、申し送りノートや口頭での引き継ぎを通じてスタッフ全員で情報を共有し、次に対応する職員も同じ基準で判断できるようにしています。機能訓練指導員は運動中、「少し息が弾むけど、笑顔でお話しできますか」と声をかけながら、強さがちょうど良いかを確認しています。目安としているのは、少し息が弾むけれど会話を続けられる程度の中等度の有酸素運動です。また、要介護度によって無理のないペースに調整することも大切にしており、ゆったりと身体を動かす日と、しっかり動く日を分けながら、お一人おひとりに合わせた運動を続けられるよう工夫しています。

運動中に見られる危険なサインと中止の判断基準

運動中は、めまいや吐き気、頭痛、顔色の悪さ、冷汗、ふらつき、立ち上がった姿勢を保つのが難しいといった様子がないか、常に確認しています。声をかけた際の反応が鈍くなっていないかも、大切な判断材料のひとつです。少しでも気になる様子が見られたときは、無理に運動を続けさせず、早めに休憩や着座へ切り替えることを基準にしています。こうした小さな変化への気づきが、安全に運動を続けるための土台になると考えています。

ご家族が自宅で見守るときのチェックポイント

自宅で血圧を測るときは、起床後1時間以内、排尿を済ませたあと、食事や服薬の前など、できるだけ条件をそろえて測ることが基本です。ご家族には、測定の声かけや記録、数値の確認といった見守りの役割を担っていただけます。自宅で取り入れやすい運動量としては、できれば毎日、30分以上、少し息が弾む程度の中等度の有酸素運動が目安です。いつもと違う数値が続くときは、無理に様子を見続けず、早めに相談につなげる心構えを持っておくと安心です。

要介護度別に見る運動量の目安とデイサービスでの過ごし方

デイサービスの利用頻度は、要介護1〜2の方で週3〜4回、要介護3〜4の方で週4〜5回程度が目安とされています。要介護度に応じて運動の強度や休憩の入れ方を調整しながら、無理のない範囲で習慣化していくことが大切です。現場では、要介護度や体力の違いに合わせて、ゆったりと身体を動かすグループと、しっかり動くグループを分けて声をかけ、同じ時間帯でも一人ひとりの歩幅や呼吸に合わせたペースで進めています。前回の記録表と当日の体調を見比べながら、「前回は休憩を多めに取った方だから今日も様子を見ながら」といった判断を職員間で申し送りノートを通じて共有し、担当が替わっても同じペースで対応できるようにしています。私たちは、午前または午後の半日の時間を使い、歩行訓練や筋力トレーニング、バランス向上、可動域訓練などを一人ひとりに合わせて組み立てています。血圧の記録や当日の体調に合わせて、その日ごとに運動の強さを調整しながら、安心して通っていただける時間づくりを続けています。

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